避妊リング・IUDを使用する方法

避妊の方法にはさまざまなものがありますが、わが国では男性がコンドームを装着する方法というのが一般的で、全国規模の統計調査によれば、約7割から8割の人々がこの方法を選択しているとされています。しかし、コンドームによる避妊方法は、ゴムが破裂したり、行為の途中で外れたりといったハプニングによって失敗しやすいというのもまた事実です。こうした従来の方法よりもさらに確実性の高い方法として、女性側が避妊リンク・IUDを装着する方法というものがあります。
これは、女性の子宮のなかに特別な器具を挿入することによって、受精卵が子宮内壁に着床して妊娠するのを阻止するというものです。現在では避妊リングという呼び名よりも、子宮内避妊具の英語の略称であるIUDのほうが一般には用いられることが多いようです。初期の避妊リングは、確かにリングの形状をしていましたが、改良が加えられた現在の製品は、アルファベットのT字型や、魚の骨のような変わった形をしています。その末端には取り出しができるようなひも状のものが付いており、材質はプラスチックなので子宮を傷つけるおそれもありません。
IUDを装着するにあたっては、本人が行うことはできず、必ず専門の産婦人科医などが行うことになるため、病院を受診しなければならない手間はかかりますが、いったん装着してしまえば1年単位で持ち、最新の銅付加IUDとよばれるタイプであれば5年程度の効果があるとされていますので、コストパフォーマンスにもすぐれています。避妊ピルのように毎日服用するといっためんどうもなく、器具を取り出せば再び妊娠することもできるため、ある程度の長期にわたって避妊をしたいという希望のある女性であれば、メリットは大きいものです。